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コスタリカ日記③呼吸の不思議

雨ってこんなに降るの😦

コスタリカの雨季は本当に経験したことのない量の雨が続いていて、川が氾濫したり道が浸かったりして外に出られない日々が続いていました。雨を止んだ隙を狙ってはヨガに行っていたけれど、途中にはこんなトラップがいくつもあって、もはやビーサンすら邪魔でになって裸足で通っていた日々が懐かしいです。


そんな雨季も終わると、ノサラは毎日快晴のオンシーズン(12月から5月くらいまでがハイシーズン)に向けて街全体がそわそわしていきます。閉まっていたお店が少しずつ開いてきて、ピザ屋さんやジェラート屋さん、パン屋さんやローチョコ屋さんにたくさんのカフェ、雑貨や洋服屋さんなど2ヶ月間全く目にしなかったキラキラしたお店に、正直心が踊ります😘







ヨガのクラスも一気に増えてきて、ほぼ毎日ヨガのクラスに通っています。ノサラのスタジオはどこも壁が無いのです🌴

そんななか、上のスタジオで受けたブレスワークのクラスで体験したことを記録。個人的な体験なので興味がある方は読んでみてください😊長いです。



今日は序盤から眠くて眠くてあくびが止まらず集中できないかなぁと思っていたけれど、途中で自分もレッスンで使っている音楽が流れてきてパチッと目が覚めたので、自分を奮い立たせて意識を戻して呼吸の誘導に集中。


呼吸のペースは早くも遅くもなく。


しばらくするとまず身体の末端が痺れてきた。(前回もそうだったのでこれにはあまり驚かず、tenesyという症状らしい)

呼吸のペースは変えていない。


その痺れている面積が少しずつ大きくなってきたころ、子供時代のある情景に意識がとんでいく。


小学生低学年の頃、夜に1人で留守番をしていた私。母は何かの用で帰りが遅くなると言っていたので、毎日仕事から20時きっかりに帰ってくる父の帰りを待っていた。

しかしその日は、20時過ぎても待てど暮らせど父が帰ってこない。急に不安な気持ちになり、キッチンとリビングを行ったり来たりしてそわそわ。何回も時計を見ながら「何かあったのだろうか、こんなこと今まで無いのに。。。」

その時間が永遠のように感じ、不安と寂しい気持ちは徐々に大きくなり、胸がはりさけそうになる。この気持ちに終わりがあるのかわからない状態にとても慌てていた。(携帯もまだない平成初期の話😵)


この大きな大きな不安で寂しい気持ちは徐々に死んでしまいたい、いなくなってしまいたい。。。という気持ちにまで一気にふくれ上がる。(なんて極端!子どもの頃は家族が自分の世界の全てだからなのかなぁ。)



その後、父は電車の遅延か何かの理由で20分後くらいに帰ってきたんだけど。安心したのと同時にその時に感じた不安と寂しい気持ちを父に話すと、「そうか、、でも帰ってくるよ、、」みたいな答え。まぁ大人が考えるには大したことないんだけど、私の感情はその時全然共感してもらえなくて全く満たされなかった!!



その時以来、一度も思い出したことがなかったこの記憶がいきなり出てきてびっくりする。そして、その時の寂しい。。怖い。。孤独だ。。その感情がフラッシュバックしてきて涙が出てきた。意識は半分ノサラ のスタジオにあるので「涙出てきたなぁ、、、どうしよう我慢しようかな、、」と考える冷静な自分もいる、、、。でも次の瞬間、その感情が何倍にもふくれあがって我慢出来ずに号泣していた。



これはプロローグの一つにすぎなくて、それから小学生の頃、大学生の頃、3年前くらい前の出来事、というように今まで経験した似たような感情の数々の記憶が小さな頃から順々に、まるで映画のスクリーンのようにくるくると蘇ってくる。


それは本当にとても辛く長い時間で、その感情に耐えられず身体を動かしたり、紛らわそうとしてAlix(ブレスワークティーチャー)が近くに来たときに助けを求めて手を伸ばしてみたりする。Alixはゆっくりとただただ私の頭の上で私に触れながら「Let go..」と「You are safe...」と繰り返してくれていた。

手放しなさい、受け入れなさい、大丈夫だから、と言われていたのかな。


その心強く安心できる場所を近くに感じながら、私はまたその寂しい感情を感じ切るために意識をそこへ戻していく。とにかくとても長くて辛かった!



クラスが少しずつクールダウンにむかっていくなか、、私は全身が痺れて身体が動かなくなった。でも、呼吸で自分のエネルギーが頭の先からかかとまで身体中を巡る感覚だけは確かにあって、身体が動かなくても不思議と怖いという気持ちはない。


一瞬全身がつりそうになってびっくりしていたら、その直後一気に弛緩。緊張から一気にリラックスへ繋がった。

「ああーやっと終わった。。。」







ブレスワークティーチャーAlixやKokoさんが話してたこと

大切なことはどんな体験も手放すこと。自分を信頼すること。

トラウマと呼ばれるものは、その時の体験よりもその時に感じた感情をしっかりと感じきれていなかったという事が原因になるらしい。感情を感じ切る受け入れる、もしくは人に話して共感を得るという作業が必要で、それがないとその感情は未消化として身体の筋肉や内臓などに緊張という形で記憶される。

それが日々の行動や選択に小さくそして大きく影響を及ぼし、あらゆる癖やパターンとして現れ、同じような体験が日常の中で繰り返し引き起こされる。






あー辛かったけど面白い体験だった。

感情は身体に記憶される、と何となく聞いたり本で読んだ事はあったけれど、確かに体験するとは思わなかった。


意識の状態はヨガニドラの時の感覚にとても近い。身体は本当に不思議で素晴らしい。



ピソーテ🐻
ヨガクラスのとき、先生の後ろを歩いていたりします。日本でいうアライグマに近い?

ブレスワークティーチャーKokoさんと。
いろいろな事を教わりました。
https://www.laniyoga.jp/posts/5042997

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福岡糸島のヨガクラス ヨガニドラ のオンラインクラス

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